PDCAサイクルを回してマーケティング施策を改善しよう!~新人PdMが知っておくべきフレームワーク~
皆さん、こんにちは!Maryです。
日本の大手メガベンチャーでPdMとして働いています。
日々、新しいプロダクトやサービスを生み出すために奮闘していますが、マーケティング施策って本当に難しいですよね。
「あれ?思ったように成果が出ない…」
「一体どこを改善すればいいんだろう…」
そんな悩みをお持ちの皆さん、PDCAサイクルをご存知ですか?
PDCAサイクルとは、Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の4つの段階を繰り返すことで、業務を継続的に改善していく、まさに魔法のフレームワークなんです!
今回は、このPDCAサイクルをマーケティング施策に活用する方法について、新人PdMの皆さんにも分かりやすく解説していきますね。
1. Plan(計画)~千里の道も一歩から!まずは目標設定~
PDCAサイクルの最初のステップは、Plan(計画)。
目標がないまま闇雲に走り出すのは、地図を持たずに航海に出るようなもの。
まずは、具体的な目標を設定することが重要です。
例えば…
- ウェブサイトへのアクセス数を増やす
- 現在のアクセス数を把握し、具体的な数値目標を設定する(例:月間10,000PV → 15,000PV)
- 商品の認知度を向上させる
- ターゲット層における認知度を調査し、目標値を設定する(例:認知度20% → 40%)
- リードを獲得する
- 獲得したいリードの数値目標を設定する(例:月間100件 → 200件)
目標設定ができたら、次は具体的な施策を計画します。
ウェブサイトへのアクセス数を増やすためには…
- SEO対策
- relevantなキーワードで上位表示するための施策を検討する
- 例:キーワード調査、コンテンツSEO、テクニカルSEO、被リンク獲得
- コンテンツマーケティング
- ターゲット層にとって有益なコンテンツを作成し、ウェブサイトへの訪問を促進する
- 例:ブログ記事、ホワイトペーパー、動画コンテンツ
- SNSマーケティング
- 各SNSの特性を活かした情報発信で、認知度向上とウェブサイトへの誘導を図る
- 例:Facebook、Twitter、Instagram、LinkedIn
それぞれの施策について、
- 具体的な内容(例:SEO対策なら、ターゲットキーワードを決定し、コンテンツSEOとしてブログ記事を週2回更新する)
- スケジュール(例:SEO対策は3ヶ月間継続して実施する)
- 担当者(例:SEO対策はAさん、コンテンツマーケティングはBさん)
などを明確に決めていきましょう。
2. Do(実行)~計画をカタチにする!行動あるのみ!~
計画を立てたら、次はDo(実行)!
机上の空論ではなく、実際に手を動かして施策を実行に移しましょう。
この段階では、計画に沿って、各担当者が責任を持って業務を進めることが重要です。
「言った、言わない」の水掛け論を防ぐためにも、タスク管理ツールなどを活用して、進捗状況を共有することも有効です。
実行中に予期せぬ問題や課題が発生することもあります。
そんな時は、臨機応変に対応し、必要があれば計画を修正することも大切です。
3. Check(評価)~数字で成果を測る!分析は改善の第一歩~
施策を実行したら、その結果を評価します。
感覚的な評価ではなく、客観的なデータに基づいて分析することが重要です。
目標に対して、どの程度達成できたのかを数値で確認しましょう。
評価指標としては、以下のようなものが考えられます。
- アクセス数:ウェブサイトへの訪問者数、ページビュー数など
- コンバージョン率:資料請求、購入、会員登録など、目標とする行動を達成した割合
- 顧客満足度:顧客アンケートやレビューなどによる評価
- 離脱率:ウェブサイトから離れてしまったユーザーの割合
- 滞在時間:ユーザーがウェブサイトに滞在していた時間
Google Analyticsなどのアクセス解析ツールを活用すれば、これらのデータを簡単に取得することができます。
また、定量的な評価だけでなく、定性的な評価も重要です。
顧客からのフィードバックやアンケートなどを分析することで、施策に対する顧客の反応を把握することができます。
4. Act(改善)~さらなる高みへ!改善を繰り返して成長!~
評価結果に基づいて、施策を改善していきます。
目標達成度が低い場合は、その原因を分析し、具体的な改善策を検討します。
例えば、ウェブサイトへのアクセス数が目標に達していない場合は…
- SEO対策
- ターゲットキーワードの見直し
- コンテンツの質向上
- 被リンク獲得のための施策強化
- コンテンツマーケティング
- コンテンツの内容や配信頻度の見直し
- 他のメディアとの連携
- SNSマーケティング
- 発信内容の見直し
- エンゲージメントを高める施策の実施
改善策を実行したら、再度PDCAサイクルを回し、効果を検証していきます。
このサイクルを繰り返すことで、マーケティング施策はどんどん洗練されていきます。
まとめ~PDCAサイクルを回して、マーケターとして成長しよう!~
PDCAサイクルは、マーケティング施策を成功に導くための強力なツールです。
新人PdMの皆さんも、ぜひこのフレームワークをマスターして、マーケターとして成長してください!
参考文献
- 「Webマーケティングの教科書」著:株式会社ウェブライダー
- Webマーケティングの基礎から応用までを網羅的に解説した一冊。これからWebマーケティングを学ぶ方におすすめです。
- 「データドリブンマーケティング」著:Avinash Kaushik
- データ分析に基づいたマーケティング戦略の立案・実行・評価方法を学ぶことができます。